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IT用語をわかりやすく解説! Vol.4 Bluetooth

先日お客様に「Bluetoothって何?」と聞かれました。

普段当たり前に使っているテクノロジーや言葉でも改めて正面から聞かれるとなかなか答えるのが難しいこともあります。

このシリーズでは、一般にもかなり浸透してきて、ビジネスの会話の中でも普通に使われるような言葉、市民権を得ていて今さら知らないと言いづらいIT用語をわかりやすく説明していきます。

Bluetoothとは

無線の通信規格

「Bluetoothって何?」と聞かれたら無線通信規格の1つですと答えれば間違いないと思います。

が、質問者はもっといろんなことを、聞きたいんだと思います。

Bluetoothの特徴

Wi-Fiとの違い


代表的な無線通信規格の1つ「Wi-Fi」と比べると分かりやすいと思います。

Wi-Fiは複数の機器を同時接続することに長けています。

オフィスでWi-Fiをお使いであれば、1台のパソコンから複数のパソコンやプリンタにアクセスできる、という状態になっていると思います。

Bluetoothの長所

通信速度もBluetoothに比べるとWi-Fiは非常に早く、大量のデータ通信ができるのです。

そんなに便利ならすべてWi-Fiで統一すればいいのにと思ってしまいますが、実は消費電力の問題があります。

Wi-Fiは性能が良い分、消費電力が大きいため、コンセントに挿して電力供給しながら使用するルーターのような据え置き型の機器に採用されることが多いのです。

Bluetoothは主に機械と機械を直接1対1でつなぐことを想定して使われる技術です。通信速度が遅く、通信距離も短く想定されているため、消費電力が少なくて済むというメリットがあり、あまり大きなバッテリーをつけれない機械に使われることが多くなっています。

Bluetoothはどんなことに使われるの?

ではBluetoothがどんなもの使われるか?

普段から使われている方も多いと思いますが。

スマホにイヤホンやヘッドホンをつなげる

かつてはiPhoneにもイヤホンジャックという穴があり、そこに有線のイヤホンをさして使っていました。今ではBluetoothが当たり前になり、満員電車のなかで、コードがからまるというようなこともなくなりました。

スマホにスピーカーをつなげる


Bluetoothで繋がるスピーカーなら、室内でもある程度、置き場所を自由にすることができます。ケーブルで繋がずに無線で転送するからです。

また最近では普段使うスマホに音楽のデータが入っているという人も多くなってきています。外ではウォークマン(死語ですね)のように使い、帰ってきて、同じスマホの音源を自宅のスピーカーに繋げて聴く、ということが簡単にできます。

スマホとカーナビ

スピーカーと同じで、スマホにある音声コンテンツを車のスピーカーから再生することができたり、カーナビが対応していれば、ハンズフリー通話をすることもできます。

キーボードやマウス

これもかつては有線で繋げられていましたが、今では無線、Bluetoothでの接続が当たり前になっています。

パソコンだけでなくスマホやタブレットにもキーボードをつなげるということもできるので、腰を据えて長い文章を打つときなどはスマホでもキーボードを使うと便利になります。

テザリング

リモートワークが当たり前になり、スマホのテザリングで外出先でパソコンやタブレットを接続して仕事をするという機会も増えてきていると思いますが、実はBluetooth接続でもテザリングが利用できる事は意外と知られていません。先ほどのWi-Fiとの違いでも説明しましたが、速度が遅いというデメリットがある反面、消費電力が少なくて済むというメリットもあります。ホームページを見る、メールを送る、といった程度の、少ないデータのやりとりであれば、Bluetoothで試してみるのも手かもしれません。

豆知識

名前の由来

「Bluetooth」=「青い歯」って変な名前だと思いませんか?

実は1000年以上前のデンマークの王様が由来になっているそうです。

名称はスウェーデンのエリクソン社の技術者がつけたものである。初めてノルウェーとデンマークを交渉により無血統合し、文化の橋渡しをしたデンマーク王、ハーラル・ブロタン・ゴームソン (Harald Blåtand Gormsen / Haraldr blátǫnn Gormsson) の歯に死歯があり、それが青黒い灰色だったので「青歯王」と呼ばれたことに由来している。「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められている。

Bluetooth 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Bluetoothの規格

例えばスマホと接続して使うBluetooth製品を購入する時は、「iPhone12対応」など、お持ちのスマホが対応しているかを確認を忘れないようにしてください。

さらに、Bluetoothを使う上で3つの規格を押さえておけば、より有効に活用できると思います。

バージョン


Bluetoothの規格にはバージョンというものがあり、バージョン1.0が発表されて以来、20年以上かけて進化をとげています。

1994年 – エリクソン社内のプロジェクトとして開発開始。

1998年5月20日 – エリクソン、インテル、IBM、ノキア、東芝の5社でBluetooth SIGを設立。同時に Bluetooth という名称を発表。

1999年7月26日 – Bluetooth仕様書バージョン1.0を発表。

2001年2月 – バージョン1.1を発表。

2003年頃 – 日本でBluetoothが普及し始める。

2003年11月 – バージョン1.2を発表。

2004年11月 – バージョン2.0を発表。Enhanced Data Rate (EDR) を追加。

2007年3月28日 – バージョン2.1を発表。

2009年4月21日 – バージョン3.0を発表。High Speed (HS) を追加。

2009年12月17日 – バージョン4.0を発表。Bluetooth Low Energy (LE) を追加。

2011年6月21日 – アップルとNordic Semiconductorが理事会に加わる。

2013年12月4日 – バージョン4.1を発表。

2014年12月3日 – バージョン4.2を発表。

2016年12月8日 – バージョン5.0を発表。

2019年1月21日 – バージョン5.1を発表。

2020年1月6日 – バージョン5.2を発表。

Bluetooth 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バージョン特長
Ver1.1普及バージョン
Ver1.22.4GHz帯域無線LANとの干渉対策が盛り込まれる
Ver2.1NFCに対応し、ペアリング手順が簡略化される
マウスやキーボードのバッテリー寿命が最大5倍になる省電力モードに対応
Ver3.0最大24Mbpsの転送速度に
Ver4.0大幅な省電力化を実現するBLE(Bluetooth Low Energy)モードに対応
転送速度が最大1.0Mbpsに
Ver4.1自動再接続やLTEとBluetooth機器間の干渉対策
Ver4.2セキュリティを強化
データ転送速度を高速化
Ver5.0ver4.0と比較して転送速度2倍、通信範囲4倍に
Ver5.1方向探知機能が追加に
Bluetoothのバージョンと機能

それぞれの機器によってBluetoothのバージョンは違います。たとえばスマホとイヤホンでバージョンが異なっても接続はできますが、双方の機器のどちらか低いバージョンに合わせて使える機能は制限されます。

Class


通信距離をあらわすClassという規格があります。

Class通信距離
Class1最大100m
Class2最大10m
Class3最大1m
BluetoothのClassと通信距離

例えば10m以上離れたスピーカーにスマホをつなげて音楽を流したい、といった場合はClass1の製品を選ばないと、接続がとぎれて使えないということです。

ただ通信距離が長くなるほど、消費電力も増えますので注意が必要です。

プロファイル


Bluetoothにはプロファイルという規格もあり、どのプロファイルに対応しているかは機器によって違います。

機器同士で対応するプロファイルの種類が異なると接続できないので、購入時には注意が必要です。

下記がプロファイルの一例になります。

プロファイル名機能
FTPパソコン同士でデータ通信を行う
HIDマウスやキーボードなどの操作をする
OPP携帯電話同士でデータを伝送する
HSPヘッドセットと音声を送受信する
HFPヘッドセットでハンズフリー通話を行う
(音声の送受信だけでなく通話の発着信機能の制御も行う)
A2DPヘッドホンやイヤホン等に音声を伝送する
AVRCPAV機器のリモコン機能を制御
プロファイルと機能

まとめ

今回はBluetoothについて記事にしてみました。

普段何気なく使っているテクノロジーも少し調べてみると奥が深いですよね。

今では当たり前となったBluetoothも改めて見てみると、もっと使えるところがあるかもしれません。

マウスやキーボードが有線の方、実はカーナビがBluetooth対応だけど使ってない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

改めて有線を無線にできないか?確認してみるといいかもしれません。

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