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Internet Explorer(IE)サポート終了までもう間近!?

「Internet Explorer」インターネットエクスプローラー(以下「IE」)は長らくWebブラウザの代名詞でした。

若い方はそんなイメージはないかもしれませんが、「インターネットを見る=IE」という時代がありました。

しかし2020年から少しずつサポートが縮小され、2021年5月のマイクロソフトによる発表でサポート終了が宣言されました。

IE モードを搭載した Microsoft Edge が正式に Windows 10 版 Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションの後継となり、Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションは 2022 年 6 月 15 日をもってサポートを終了します。

Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 出典:Microsoft Windows blogs

IEはサポート終了まで残り数ヶ月となっています。

しかしパソコンの設定やメンテナンスをさせていただいていると、今だにIEユーザーが少なからず残っていることに気づきます。

「どうしてもIEじゃないといけない」という方もいれば、知らずに使い続けている方もいます。

多くのサービスがインターネットを介して提供されるようになっている現在では、ブラウザなどの関係するソフトは、サポートされているバージョンのものを使用するのが前提となっています。

セキュリティの問題など様々なリスクがあるからです。

図2:サポートが終了したブラウザを継続利用するリスク(イメージ) 出典:IPA

今回は改めてIEのサポート終了について、スケジュールや影響、今後どう対応するべきかを記事にしたいと思います。

IEのサポート終了の時期

基本は2022年6月15日までとなります。

「基本は」とした理由は、WebブラウザとしてIEは2022年6月で使えなくなりますが、下記のような例外あるからです。

  • OSのバージョンによって終了時期が異なる
  • 「IEモード」はしばらく使える

くわしく見ていきましょう。

OSのバージョンによる終了時期の違い

一般的に使われている「indows 10 Home/Pro」の終了時期は2022年6月15日になりますが、OSのバージョンによって終了の時期が異ります。

今使用しているパソコンのバージョンを確認の上、サポート終了時期を確認してください。

Windows 10 Home/ProのIEサポート終了日

Windows 10 バージョン1507IE112017年5月9日
Windows 10 バージョン1511IE112017年10月10日
Windows 10 バージョン1607IE112018年4月10日
Windows 10 バージョン1703IE112018年10月9日
Windows 10 バージョン1709IE112019年4月9日
Windows 10 バージョン1803IE112019年11月12日
Windows 10 バージョン1809IE112020年11月10日
Windows 10 バージョン1903IE112020年12月8日
Windows 10 バージョン1909IE112021年5月11日
Windows 10 バージョン2004IE112021年12月14日
Windows 10 バージョン20H2IE112022年5月10日
Windows 10 バージョン21H1IE112022年6月15日
Windows 10 バージョン21H2IE112022年6月15日

Windows 10 Enterprise/EducationのIEサポート終了日

Windows 10 バージョン1507IE112017年5月9日
Windows 10 バージョン1511IE112017年10月10日
Windows 10 バージョン1607IE112019年4月9日
Windows 10 バージョン1703IE112019年10月8日
Windows 10 バージョン1709IE112020年10月13日
Windows 10 バージョン1803IE112021年5月11日
Windows 10 バージョン1809IE112021年5月11日
Windows 10 バージョン1903IE112020年12月8日
Windows 10 バージョン1909IE112022年5月10日
Windows 10 バージョン2004IE112021年12月14日
Windows 10 バージョン20H2IE112022年6月15日
Windows 10 バージョン21H1IE112022年6月15日
Windows 10 バージョン21H2IE112022年6月15日

Windows 10 Enterprise LTSB/LTSBのIEサポート終了日

Windows 10 Enterprise 2015 LTSBIE112025年10月14日
Windows 10 Enterprise 2016 LTSBIE112026年10月13日
Windows 10 Enterprise LTSC 2019IE112029年1月9日
Windows 10 Enterprise LTSC 2021IE112027年1月12日

Windows ServerのIEサポート終了日

Windows 2000 ServerIE52010年7月13日
Windows 2000 ServerIE5.52005年12月31日
Windows 2000 ServerIE62010年7月13日
Windows Server 2003IE6/IE7/IE82015年7月14日
Windows Server 2008IE7/IE82016年1月12日
Windows Server 2008IE92020年1月14日
Windows Server 2008 R2IE8/IE9/IE102016年1月12日
Windows Server 2008 R2IE112020年1月14日
Windows Server 2012IE102020年1月31日
Windows Server 2012IE112023年10月10日
Windows Server 2012 R2IE112023年10月10日
Windows Server 2016IE112027年1月12日
Windows Server 2019IE112029年1月9日
Windows Server, version 1809IE112020年11月10日
Windows Server, version 1903IE112020年12月8日
Windows Server, version 1909IE112021年5月11日
Windows Server, version 2004IE112021年12月14日
Windows Server, version 20H2IE112022年8月11日
Windows Server 2022IE112031年10月14日

IEモード

IEの後継にあたるブラウザ「Microsoft Edge(以下、Edge)」(エッジ)に「IEモード」という機能があります。この機能を使うことによって、まだ古いままのIEにしか対応していないWebページも、Edgeでみることができます。

Windows 10 Home/ProのIEモードサポート終了日

Windows 10 バージョン20H22022年5月10日
Windows 10 バージョン21H12022年12月13日
Windows 10 バージョン21H22023年6月13日

Windows 10 Enterprise/EducationのIEモードサポート終了日

Windows 10 バージョン20H22023年5月9日
Windows 10 バージョン21H12022年12月13日
Windows 10 バージョン21H22024年6月11日

Windows 10 Enterprise LTSB/LTSBのIEモードサポート終了日

Windows 10 Enterprise 2015 LTSB2025年10月14日
Windows 10 Enterprise 2016 LTSB2026年10月13日
Windows 10 Enterprise LTSC 20192029年1月9日
Windows 10 Enterprise LTSC 20212027年1月12日

 Enterprise LTSB/LTSCの場合、「ブラウザとしてのIE」「IEモード」ともにWindows OSのサポート終了までサポートが継続されます

「Windows10」より前のOSで使われるIE

「Windows 8」以前のOSは、OS自体のサポートが終了しています。そのため「Windows 8」以前のOSで使用するIEもサポートが終わっています。

Windows 8.1で使用するIEついては2022年6月15日で終了になります。

Windows 8.1に関してはOS自体も2023年1月10日でサポートが終了します。

IE終了後の影響

使えなくなる

サポート終了後はIEを使おうとすると強制的に「Microsoft  Edge」にリダイレクトされます。

つまりサポート終了後は、サポートが終了するだけでなく、IE自体が開けなくなります。

セキュリティ上の問題

IEのサポート終了後もIEモードはしばらく使用できますが、なるべく早めに他のブラウザに乗り換えることをお勧めします。

セキュリティ上の問題があるからです。

サポートが終了することでアップデートも行われなくなるので、セキュリティの脆弱性は増していきます。

サイバー攻撃をする側は常にその脆弱性を探しているので、格好の標的になってしまいます。

また、IEは今一般に使われているブラウザに比べれば、高度なセキュリティの機能は実装されていないのが現状です。

サポート終了を待つのではなく、特別な理由がない限り、できるだけ早い段階で他のブラウザに乗り換えることが得策です。

非対応のサイトが増えるのは必然

すでにサポート終了が宣言されたIEは、 MicrosoftによってEdgeへの移行が呼びかけられています。そのためIEに対応するサイトは少なくなってきています。

すでに「YouTube」や「Twitter」はIEで開けなくなっていますが、今後もさまざまなWebサイトがIEで開けなくなることが予想されます。

IE終了前に必要な対応は?

まずはブラウザを乗り換える

サポート終了がわかってはいるけど、理由があって乗り換えられないという方もいると思います。

  • 使っているネットバンキングがIEのみ対応のため
  • 保険会社のシステムがIEのみ対応のため(保険代理店)
  • 取引先の発注システムがIEのみ対応のため(製造業)

仕方なくIEを使っている理由は多くの場合、上記のようなものになります。

どうしてもという部分はそのままIEを使い、それ以外の移行可能な部分は早めに他のブラウザに乗り換えましょう。

IEコンテンツの提供者に確認してみる

現状上記のような、IEでしか見れないコンテンツを提供している業者が提携先にあれば、いつ対応するかを確認することをおすすめします。

図1:IE のサポート終了までに求められる対策例 出典:IPA

IEを今も使用しているのであれば、今後どのように新しい運用に変更していくか検討することが必要になります。

業務上重要なシステムであれば、慎重な対応が求められます。

何よりも、これらの対応によって業務に支障がないようにスケジュールすることが重要になります。

不都合がある場合は、IE以外のブラウザにも対応できるように、システム自体の入れ替えも検討する必要があります。

まとめ

IEのサポート終了は決定している上に、期限もあと数ヶ月と迫ってきています。

まずは自社の使っているWebサイトやシステムの中にIEのみでしか使えないものがないか把握するところから始めましょう。

もしあれば、システムの入れ替えなど大掛かりな対応が必要な場合もあるので、早めに対応することをおすすめします。

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